これは決して終末ものなんかではない。これは悲しき英雄伝説としてのフランケンシュタインものである。フランケンシュタイン博士がなぜフランケンシュタインの怪物を作ったのか。それは亡き妻や子供の面影をよみがえらせたかったからだ。半死体のゾンビを巣から狩り出すサマはあたかも墓から死体を掘り起こしているかのようだ。地下の実験室内にたてこもり、何体ものゾンビを損じて理想の人間を作り出そうと励む。萌えこそが人類滅亡後に唯一有効な生きる希望となりうる人生哲学だというのか。しかし、それは甘美な緩やかな自殺のようにもみえる。ふたつあるラストシーンで批判もあるみたいだが、この劇場版ラストもそれはそれでやるせない。
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