2011年9月10日土曜日

怪獣使いと少年

少年は来る日も来る日も河原を掘り続けている。そこは嘗て浮浪者の宇宙人が住んでいた掘っ建て小屋のあった跡地。狂ってしまった地球人たちだらけのこの地球を後にするために宇宙人の残した円盤を掘り起こそうとしているのだ。円盤は出てこないかもしれない。しかし、手がかりになるような、小さな見慣れない真空管みたいなものが出てくるかもしれない。少年は静かに点滅するそれを、大切にポケットにしまい込み、また河原を掘り続けはじめる。

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