2011年7月16日土曜日

吸血鬼ゴケミドロ

この映画はラストになって、これからが全面的な侵略だなとおもわせる絶望的シーンを描いているからこそ救いようがないとされているが実はもうすでにオープニング段階で円盤遭遇は日常で、それを前提とした全面的侵略下での心ボロボロの乗客ばかりの、いちフライトだと考えるほうがよい。もはや侵略ものとしてではなく終末的世界での矮小で卑近な人間の喜劇的群像劇として仁義なき戦いのように暗くズレたトーンを楽しむべきだ。言ってしまえば侵略ものではなく侵略下もの。これはもうライバル作品のマタンゴも及ばない救いがたさである。マタンゴもオープニングのシーンに仁義なき戦いのようにキノコ雲のカットでも入っていればそれはそれですごくなったかもしれない。海外を意識したお洒落さがそれを許さなかった。皮肉にもタランティーノ絶賛でこっちのほうがいまでは海外仕様のオープニング。真っ赤な空の方に軍配が上がる。金子信雄もでてるし。

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